世間知らず
先週勉強会で「求人」について学んだ
現在はバブル期を抜いて有効求人倍率1.5倍強
建築業に至っては5倍だそう
これは私が仕事に通っている上海も建築現場に人が足りておらず
ドバイに仕事に通っている知人も同じくと言っていた
そして、サービス業は2倍強
でも、働いていない人いっぱいいるよ~と思って聞いていた
中途採用は今回の勉強会に入っておらず、新卒をいかに獲るか
このキーを担っているのはある人物
学生にいくらPRしたって無理
だって、「母親」が子どもの人生仕切っているから(笑)
そう、母親が就職先「も」決める
そして、母親が決める先は大手企業か公務員のみ
なぜならほとんどの母親は卒業後数年働いて専業主婦になっている
だから現状のことはわからず、自分が就活した当時の感覚のまま
ビジネスにおける世間知らずの最前線が最も口を出してくるのだ
名前の知らない企業は入るところではない
ブラックでは?残業は?休みは?給与は?と聞いてくる
転勤ありもだめで、一人暮らしも認めないそう
入社しても自宅から通えない場所に配属になったら辞めさせるらしい…
まあ、新婚旅行や修学旅行についてくる母親が増えているようなので
驚きもしませんが―
留学もさせない母親が多いそう(娘は出すけど、息子は出さない(笑))
だから、女子学生がしっかりして、男子学生が…なんだね
ちなみに今時の学生さんは休みと、残業が無いかどうかが1番の決定打だそう
しかし、企業は一生懸命「理念」「働き甲斐」「チームワーク」などを
熱烈にアピールするが、学生は出来るだけ働きたくないから
理念とか仲間とか働き甲斐、やりがいは全く入ってこない
そのミスマッチと母親の出現によって求人倍率は増える一方であり
母親も大変な想いをして正社員になるなら家にいてバイトでもしていなさい
―となり、働き手はいるのだけれど埋まらない、となるらしい
経営側としたら人手はほしいけど、そんな人材欲しくないと思う
講師の方はサービス業の経営者で
「一生懸命頑張る&きちんと仕事をする」これはまず当たり前のこと
その対価で給料をもらうのだから、と
それ以上のことを自らしてくれる人材をどうやって獲るのか、を
話してくれました
ハードルは高いけれど、やはり当たり前に残業を失くし、有給休暇を
取りやすくするという改善が功を奏しているようです
サービス業で時間外無というのは大変らしいが、やはり同じ勉強会で
それを実践している飲食業(10店舗ほど)経営の方も人で不足には
困っていないということ
就活生全員が上記の母親を持っているワケではないので
名が知れていない企業でもちゃんとした労働条件を整えるというのは
働いてくれる人への思いやり
その思いやりができていない企業は人を失っていくかな
ちなみに経営者が語っていることと実態が違うこともアリ(笑)